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小林よしのり
2024.1.7 09:17日々の出来事

歌謡曲を通して足腰を鍛える

昨日はスタジオで大須賀氏と合流して、歌謡曲の練習。
午前中からランチの店探して散歩し過ぎたあとに、
スタジオで立って歌っていたので、今朝は脚が異様に痛い。

ふくらはぎとか、太ももとか、こんなに凝ってしまうのは、
普段、椅子に座ったままで一日中、仕事してるからだ。
今日も一日中、閉じこもって仕事だから、また脚が萎えて
しまう。

「歌謡曲を通して日本を語る」は、エンタメを公に
結びつける野心だけが目的ではなく、確実にわしの足腰
を鍛えるためという私的な動機が潜んでいる。
総合Pちぇぶも、大須賀氏も、わしの健康のために
凄く役立ってくれている。

老化を一番感じるのが脚だ。
地震のとき、都心から家まで歩いて帰れるのかが、
一番の不安だ。
30年前なら、距離はどこまででも歩けるのが当然と思って
いた。
幕末の志士たちは、九州から京都や江戸までだって歩いて
いたのだから、凄いと思いながら、いざとなれば自分だって
と思っていたのに、今は神田からお茶の水までだって無理
だろう。

福岡から上京してきた頃は、神田の書店巡りをしながら、
お茶の水まで歩くのは、楽しかったものだが、今は不可能だ。
「歌謡曲を通して」をやっていれば、必ず外出して歩く
ことになるし、スタジオでは立ちっぱなしで足腰を鍛える。
わしの一番の健康法が、この番組になっているのだから
不思議なものだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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